僕がドールを初めて知ったのはweb上の美しいドール写真です。
だからか知りませんが、僕にとってドールと写真撮影はセットでインプットされています。
ドールを迎えたら写真を撮るものと。
で、ドールを迎えてからすぐにカメラを購入しました。
その時に一緒に買った三脚についてまとめてみます。
ちなみに、カメラと三脚はセットで購入を考える場合が多いと思いますが、ことドール撮影に関しては三脚よりもスピードライトと呼ばれる後付けのストロボを優先した方が良いと思います。
理由は後述します。
Contents
カタログ比較しても選ぶべき三脚は見つかりません
三脚は様々なメーカーからいろんなタイプのものが販売されています。
例えば素材なら、一般的なアルミ製のものから軽いカーボン製のものまで。
使用できる高さも、20cm程度から160cmくらいまでのものがあり。
カメラを固定する雲台も、昔ながらのレバーで操作するものから、ワンアクションで自由な角度にカメラを固定できる自由(ボール)雲台まで。
三脚の伸縮や収納方法にも製品ごとに特徴があります。
これから撮影を始めようと考えている人にとっては、カメラ選びと同様に三脚選びも悩みのタネになります。
実際、僕もそうでした。
漠然とスペックだけを比べていても結論は出ません。
三脚は道具なので、どんな状況で撮影を行うのかを考えていけば、答えは見えてきます。
ドール撮影を行うシーンを想像する
あくまで僕の場合ですが、室内で撮影することを前提に考えてみました。
割と多くの人に当てはまるのではないかと思います。
●床に置いたドールを撮影する可能性が高い。
→最低高は30cm程度は必要。
●テーブルや机に置いたドールを撮影する可能性が高い。
→全高は160cmくらいは必要。
●簡単に操作したい。
→自由(ボール)雲台を選択。
●後々、雲台を交換するかもしれない。
→雲台分離型を選択。
●ロケ撮影、特に山に登っての撮影は多分しない。
→軽量なカーボン製を選ぶ必要はない。
ほら、だいぶ選択肢がはっきりしてきましたね。
頻繁に持ち歩くことが少なければ、コンパクトに収納できる必要はありません。
脚のロック方式は慣れの問題でしょうからどんな形式を選んでも良いでしょう。
最後にカメラとレンズの重量を支えることができるか、積載質量を確認しておきましょう。
僕の選択した三脚
Velbon (ベルボン) 小型携帯用アルミ5段三脚 ULTRA 455 脚のみ
マップカメラさんで税込み8,800円で購入しました。
ベルボンは国内三脚メーカーの2強のうちの1つ。
安心して使えるかなということで選択しました。
もちろん、先に挙げた使用シーンに全て合致する選択です。
この三脚ひとつで、床に置いたドールからテーブルの上に置いたドールまで撮影できます。
アルミ製で重量は約1.4kgとちょっと重いなと感じますが、重さは安定性でもあります。
担いで山を登るわけではないので、僕には問題ありません。
他社の自由(ボール)雲台を取り付けるため、「脚のみ」で購入しました。
ドール撮影における三脚のメリット・デメリット
メリット
ブレない。
これに尽きます。
デメリット
準備が面倒。
出したり仕舞ったりが面倒という意味ではなく、撮影アングルを固定するまでが面倒という意味です。
視線が固定されているドールは、ちょっとしたアングルの違いで表情が変わります。
手持ちで撮影している場合は、気に入った表情を撮影しながら追求できますが、三脚の場合はこれが面倒です。
ただ、撮影を重ねるとどのアングルから撮ると自分好みの表情になるのかがわかってきます。
そうなると三脚のアングル決めもスムーズになります。
三脚よりもスピードライトを優先したいワケ
明るく綺麗な写真を撮る場合、大切なのはいかに多くの光をレンズに集めるかに尽きると思います。
実は明るく見える部屋でも、カメラにとっては光が充分に足りていないことが多いです。
僕の場合、自分が望む明るさの写真を撮るためには、シャッタースピードが1秒近く必要になる場合があります。
こうなると手持ちで撮影はできないので、三脚が必須になります。
三脚を使えば長いシャッタースピードでもブレずに写真が撮れますが、撮影までの工程が煩わしく気軽に撮る気になれません。
スピードライトと呼ばれる後付けのストロボを使えば、光量は必要充分に確保できます。
そうなれば気の向いた時にいつでもドールを撮影できるようになります。
なんとなく、カメラとセットで三脚を購入しがちだと思いますが、室内でドールを撮ることがメインなら、三脚よりもスピードライトを優先して購入した方が、望む写真が撮りやすいと思います。
ストロボは安い直付け用よりリモートじゃないと思うような撮影にならない場合が多いですよね